糖尿病 合併症

 

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糖尿病 合併症

糖尿病をそのまま放置してしまうと病気が悪化してしまい、合併症を招く危険があります。
糖尿病を放置することによって、引き起こされる合併症は、糖尿病神経障害、糖尿病網膜症、糖尿病腎症、脳梗塞、脳卒中、心筋梗塞、感染症、下肢閉塞性動脈硬化症などといった怖い病気です
この中でも代表的な合併症は、糖尿病神経障害、糖尿病網膜症、糖尿病腎症の3つで、これを糖尿病の3大合併症といいます。

 

 

細小血管障害による三大合併症まとめ

糖尿病神経障害

糖尿病神経障害とは、合併症の中でも最初に現れる病気で、手足に痺れを感じたり、痛みに鈍くなったりします。また、筋肉低下、発汗異常、立ちくらみ、胃腸の乱れ、インポテンツなどを引き起こすこともあります。
このように糖尿病神経障害になると自律神経に様々な障害が出てしまい、生活に支障をきたしてしまいます。

 

体の末梢、特に足の先(つま先)の細い神経の方から徐々に侵されていくことが多いため、糖尿病壊疽で足首から先を切断しなければならないということがあります。

  1. 神経が侵される
  2. 神経の働きが落ちる
  3. 感覚が落ちてくる
  4. 怪我をしても痛くない
  5. 放置
  6. 細菌感染
  7. 糖尿病壊疽
  8. 切断

介護している方に話を伺うと、足首から先がお風呂場やトイレに落ちていた等という嘘じゃないの?という話を聞くことがあります。
本人は感覚がないため、まったく気づいていません。

 

糖尿病網膜症

糖尿病網膜症とは、目の網膜にある血管が悪くなってしまい、視力が低下してしまう病気のことです。
症状が悪化してしまうと最終的に失明する可能性がありますし、白内障になってしまう人も多いです。
視力が急に低下してきたと感じた時は、糖尿病の危険があるので、病院で検査された方が良いかもしれません。

 

糖尿病腎症

糖尿病腎症とは、腎臓の機能が低下してしまい、尿を作ることができなくなってしまう病気のことです。
そうなると人工透析を行い、機械によって尿を作るしかなくなるので、日常生活に大きな支障をきたします。
人工透析を受ける頻度は、一般的に週に2回〜3回程度で、その度に病院に行かないといけません。

 

三大合併症と言われるこれらの症状は、糖尿病により細い血管が障害される細小血管障害という糖尿病固有の合併症です。糖尿病の治療が遅れるとと高確率で発生してしまうため、早めに血糖値の管理をすることで抑えることができます。
また太い血管が障害される大血管障害による動脈硬化性疾患(脳梗塞・脳卒中・心筋梗塞)は、糖尿病でなくても発症しますが、糖尿病を患っているとその発症頻度は4倍から5倍になると言われています。
糖尿病は自覚症状が乏しい病気なので、自分自身が糖尿病にかかっていることを知らずに生活している人も多いです。
また、糖尿病の自覚症状が出ていても仕事の疲れだと勘違いしている人もいるので、体に異変を感じた際は早めに検査を受けるようにしましょう。

 

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糖尿病と合併症関連ページ

糖尿病の原因
糖尿病を予防するためにも原因は把握しておく必要ああります。糖尿病の代表的な原因は過食、アルコール、肥満、ストレス、運動不足、加齢により血糖値が高くなってしまうことです。
糖尿病の初期症状
糖尿病の初期症状は見逃さないようにしましょう。のどの渇きや尿の量と回数の増加、急激な体重減少、増加、疲労感、倦怠感、目のかすみ、立ちくらみ等、自発的に検査をして血糖値が標準値より上回っていないかチェックしましょう。
糖尿病 チェック
糖尿病は自覚症状が少ないので気づかずに進行してしまうことがあります。糖尿病のチェックをして自分なりにリスクの高さを知っておきましょう。
糖尿病の診断基準
糖尿病の診断基準は血液検査を元に血液データに異常がないかチェックします。空腹時血糖値、随時血糖値、ヘモグロビンA1cなどの数値の異常を診断基準とします。
1型糖尿病
1型糖尿病が発症する原因は不明です。生活習慣が原因ではなく、免疫系の異常膵臓の細胞が破壊されることが要因です。インスリン分泌ができず血糖値のコントロールができないため低血糖や高血糖を引き起こします。
糖尿病と食事
糖尿病と食事の関係は糖尿病を改善するために重要です。血糖値を安定させるためにも1日3食カロリー計算をして野菜不足を補い、高血圧のリスクを高めないようにしましょう。
糖尿病の予防
糖尿病の予防は生活習慣の改善になります。規則正しい食生活と適度な運動を意識しましょう。血糖値を気にしながら運動や食事を行いましょう。
糖尿病の食事メニューの考え方
糖尿病を改善するための食事メニューのポイントをご紹介します。
糖尿病にならない生活習慣と血糖値を上げない食生活
糖尿病にならない為の生活習慣は、血糖値を上げないような食生活を心掛けることも重要です。規則正しい生活に、糖質を多く含むような食品を摂らないようにしたり、食物繊維を先に食べるなどの工夫が必要です。