ヘモグロビンと血糖値

 

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ヘモグロビンと血糖値

血液検査をして血糖値の検査を行なう場合に関連性が高いのが「HbA1c」という数値です。
これはヘモグロビンエイワンシーと呼ばれる成分で、糖尿病との関連性が高いものとなります。
具体的にヘモグロビンと血糖値の関連性について確認してみましょう。

 

血糖値がなかなか下がらずに高血糖の状態が続くと、体内のブドウ糖と血液中の赤血球にあるヘモグロビンが結合してしまいます。
こうして結合してできたものがHbA1cなのです。
つまり、血液検査を受けてHbA1cの数値が高いということは、糖尿病であると診断される可能性が高いことになります。
現在の基準値としては、6.5%という数値上を示している場合が糖尿病と診断される基準となっています。
この他にも空腹時の血糖値が126以上であったり、随時血糖値が200以上を示している場合は糖尿病と診断されて何らかの治療を開始する必要があると判断されることとなります。

 

血液検査の結果で血糖値は基準値内であるのに、HbA1cの数値が基準値を超えてしまったという場合があります。
この場合は血糖値の数値よりもHbA1cの数値を重視するべきだという考え方もあります。
その理由としては血糖値は食事のタイミングによってかなり差が生じやすいことと、HbA1cは食事による数値の影響をほとんど受けないと言われているからです。
仮に空腹時の血糖値は基準値より低いので安心していても、実はHbA1cの数値が基準値より高いので糖尿病である可能性が高いと考えられますので注意が必要なのです。

 

このようなことから定期的に血液検査を受けて血糖値の変化とともにHbA1cの数値を確認することが非常に重要となります。
もしも健康診断などで異常を指摘された場合は、まず生活習慣を改善することを心がけてください。
病院でもまず最初は食生活の見直しや運動の推奨などが指導されるはずです。
血糖値やヘモグロビン数値は日々の生活習慣の積み重ねでどんどん悪化する可能性があることを意識して生活をするようにしましょう。

 

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